今 を 見 つ め て


1,自死遺族をとりまく社会の現状  < 随時更新 >



厚生労働省からは,月別の統計も1998年分から公表されています。


1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 総計
1998 1,962 2,248 3,243 2,922 3,474 2,855 2,795 2,614 2,493 2,496 2,283 2,349 31,734
1999 2,281 2,105 2,751 2,919 3,104 2,840 2,701 2,531 2,522 2,738 2,504 2,389 31,385
2000 2,306 2,235 2,516 2,531 2,674 2,796 2,719 2,477 2,467 2,608 2,512 2,385 30,226
2001 2,544 2,351 2,644 2,579 2,697 2,402 2,402 2,314 2,397 2,511 2,398 2,187 29,426
2002 2,309 2,263 2,622 2,468 2,680 2,426 2,722 2,597 2,586 2,539 2,438 2,270 29,920
2003 2,444 2,222 2,973 3,107 3,122 2,855 2,800 2,672 2,529 2,532
増減 +135 -41 +351 +639 +442 +429 +78 +75 -57 -7 +2,044


数字が細かく,全体像がつかみにくくなっていますので、
月別の日数差異(2,4,6,9,11月と閏年)を修正(÷日数×31)し,
1998年〜2002年の月平均値(2,592人)を基準(100%)として,
それぞれの月を指数(%)で,表示してみます。(小数点以下切捨)



1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1998 75% 96% 125% 116% 134% 113% 107% 100% 99% 96% 91% 90%
1999 88% 89% 106% 116% 119% 113% 104% 97% 100% 105% 99% 92%
2000 89% 92% 97% 100% 103% 111% 104% 95% 98% 100% 100% 92%
2001 98% 100% 102% 102% 104% 95% 92% 89% 95% 96% 95% 84%
2002 89% 96% 101% 98% 103% 96% 105% 100% 103% 98% 97% 87%
2003 94% 94% 114% 123% 120% 110% 108% 103% 97% 97%


年度に関係なく 11月〜2月の寒冷期は,少ない 傾向を示し,
5月を中心とした 
3月〜7月の活動期は,多い という傾向があるようです。


私はこれまで,自死念慮(願望,企図)が強い方,また自死遺族の方と,お話させていただいてきましたが,
12月から正月の期間は,人と人の繋がりを意識させるイベントが多いため,より強い孤独感を感じたり,
過去の思い出が蘇ったりして,気持ちを動揺させられる方が多いと感じてきましたが,
これらの数字を見る限り,それだけではない要因の存在とその強さを感じざるをえません。





次に,前年同月を100%として比較した場合の,それぞれの月の指数(%)を表示してみます。


1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1998
1999 116% 94% 85% 100% 89% 99% 97% 97% 101% 110% 110% 102%
2000 101% 106% 91% 87% 86% 98% 101% 98% 98% 95% 100% 100%
2001 110% 105% 105% 102% 101% 86% 94% 93% 97% 96% 95% 92%
2002 91% 96% 99% 96% 99% 101% 113% 112% 108% 101% 102% 104%
2003 104% 98% 113% 123% 114% 118% 103% 102% 97% 99%


2001年5月まで前年と比較して増加傾向にあったものが,2001年6月より減少傾向に転じました。
結果として,2001年全体としては,前年より減少した形になりましたが,
サッカーのワールドカップの終了と時を同じくして,
2002年6月より,再び大きな増加傾向に転じています。




統計資料を独自加工したものです。
年別 月別 性別 年齢層別 総死者数,自死者数 に集計したCSV形式 統計情報 (159k)
(右クリック>対象をファイルに保存 できます。データベース,EXCEL(PIVOT)等に展開可能です。)


懇談会議事録を主観的ですが要約したものがあります
厚生労働省 自殺防止対策有識者懇談会(2002年) 関連 他




個人的な意見になりますが,厚生労働省によりまとめられた「自殺防止への提言」を,
「ただの提言」として終わらせることなく,ぜひ詳細に具体的な政策として推進してほしいです。

そして,その実際の行動の中で,なにが問題になっているのかが,より正確に把握され,
国として,省としてできることが,はっきりと見えてくるはずです。

そのためにも,手間がかかったとしても,どんなことをだれがどう進め,どんな結果になったのかを,
広く国民に,私たちに伝えることを,ぜひ継続してほしいと願っています。