自死願望が強い方へ
--- 私の個人的な想いですが 読んで頂ければ嬉しいです ---
−−− 管理人からのお願い −−− 「青い空の彼方」というサイトは,自死により残されたご遺族の方を対象としたサイトです。 「自死をどうやったら止められるのか?」は,主たるテーマではなく, 「自死を止めることができなかったご遺族が,どうやって今を生きるのか?」がテーマのサイトです。 もちろん,避けられる可能性がある自死ならば,避けて欲しいと心から願います。 私に,私たちに,心と体の余裕が,もっと出来たならば,寄り添いたいとも思います。 けれど,それだけの余裕がない方がたくさん接しているサイトなのです。 逝ってしまった大切に思う人の姿を重ね,さらに傷ついてしまう可能性があるのです。 どうか,あなたの心の奥底に存在する「 いのちの力 」を確認することができて, 「 いのちがある 」ことが,すべての前提にあることに,確信と自信が持てるように, あなたにとっての最良の出逢いが,きっとあることを心から祈らせてください。 そして,あなたの想いに寄り添うことが,今はまだできる余裕がないサイトであること, どうか,ご容赦ください。 −−− なぜ,自死遺族のためのサイトに来られるのでしょう? −−− 「 青い空の彼方 」というサイトを公開してから, 自死願望がある方から,少なくない数のメールを頂き,読ませていただいてきました。 また,掲示板への投稿をいただいたこともあります。 止めることができなかった,失敗とも思える経験をした私たちに,なぜ・・・? と,思います。 けれど,お話しを聞いてみて,いつも強く感じるのは,「家族への希求,家族への想い」の存在です。 その思い,願いを達することができずに,おられる方がほとんどなのです。 弱い気持ちになったり,辛い気持ちになったとき,何かにすがりたい,助けを求めたいと思うのは, 人間であれば自然だし,当然のものだと私は思います。 そして,その対象は,やはり「 家族 」である場合が多いのかな・・・と,感じています。 −−− 自死遺族としての願い −−− そうであるならば,まず、どうかどうか貴方の「 家族 」にすがってください。 まず,ありのままの自分をさらけ出してください。 先のことは,その先に,また考えればいいんです。 手を伸ばすことを諦めなければ,今の日本だったら, その手を握り,寄り添ってくださる場所は,きっとあります。 人と人の繋がりに,人と人の交わりに,理屈もなにもありません。 ただただ抱きしめ合い,ただただ一緒に泣くだけでも, いのちの輝きは感じるものではないでしょうか・・・ それの過程がなくては,遺される者は辛すぎます。 あまりにも,惨すぎると思います。 命を絶つ前でなくては,果たすことができないことはあると思います。 生きている者にしかできないことは,生きている今の段階で果たしてほしいんです。 2001年の8月から,「青い空の彼方」というサイトは公開されています。 けれど,ご遺族のどなたにも適応できる,必ず平安が訪れるという確かな道は見つかりません。 なんとか見つけたいと願ってはいますが,見つけることができません・・・ むしろ,そのような道は存在しない,と言って良いのかもしれない。 それぞれの方が,今の命への強い意志を持つことができない限り,周囲の者の力だけでは, どうやっても,寄り添い続けることができない場合があると感じているんです。 −−− 願 い −−− 私は「自死願望」は,だれの心の中にでもあるものだと考えています。 けれど,多くの方は,日常生活の流れの中で,それを感じることは少ないと思います。 けれど,あなたは,今,それを見つめています。 必ず,死 と同時に,生 も見つめているはずだと私は思います。 あなたは,決して弱い人ではありません。 強い面があるからこそ,強くありたいと願うからこそ, 今,そこまで真摯な気持ちで,自分に向き合っているのではないでしょうか? 「死にたい」という思いが在るのならば,その対には,必ず「生きたい」が在ると思います。 「生きたい」が,辛くて苦しすぎるから,「生きるのが嫌だ」という理由があるのかもしれない。 もう,そんなことはどうでもいいから,ただただ楽になりたいという理由もあるのかもしれない。 けれどね,けれど,その正体がなんなのか,どうか最後の最後の力を振り絞って, ぼろぼろになってもいいから,世界で一番カッコ悪くてもいいから, だれにでも必ず存在する,自分の中にある「 いのちの力 」を探し出して欲しいんです。 この考え方が,通らない場合もあることは,私なりに理解してもいます。 けれど,それでも,どうかどうか,お願いします。 心から心から,全身全霊を込めてお願いさせてください。 −−− L I N K −−− 想いを言葉にして,どうかだれかに伝えてみてください。 もしかしたら,想像していなかった解決方法があるかもしれません。 奇跡と呼べるような,出逢いがあるかもしれませんよね? ![]() 今,あなたは,あなたの意思としてではなく,心が傷つきすぎ,痛みすぎたために, 心の機能が,うまく動作できなくなっている可能性もあります。 うつ病に代表される精神疾患は,他の病気と同じように, 脳の中での,伝達器官が機能障害を起こしているといわれているものなのです。 ![]() 人間の心の中にある未知なる世界を,自らの力によって超越することはできるのでしょうか? ひとりの先人の方の,人生の軌跡を追いながら,その先にあるものの存在, ひとりの人間としての「道,生きざま」を見つめてほしいと思い作成しました。 ![]() |