本 の 紹 介 な ど

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3, 喪の作業(グリーフワーク)について記された本

大切に思う家族を亡くすということは,どんな死因であったとしても,
決して,簡単に乗り越えられる道ではありません。

冷静に客観的に自らを見つめ,少しでも納得のできる道を歩むためにも,
ゆっくりとじっくりと 喪の作業 を進めることは大切だと感じています。


悲しみを超えて
―愛する人の死から立ち直るために−
創元社
/ キャロル・シュトーダッシャー
http://www.sogensha.co.jp/01shin/01bb0008.html#kanasimiwokoete
私たちにも,とても読みやすく悲嘆の過程を整理してくれた本です。
死因別(事故/自殺/etc)・関係別(親/子供/etc)に分類されてもいます。
最初はどれを読もう? という方に,お勧めの一冊と思います。


こころの旅路
―死別の悲しみをこえて−
新水社
/ エリザベス・コリック
http://www.shinsui.co.jp/books/ISBN4-915165-79-5.html
遺族が抱く様々な感情を時間を追って示しています。
日常生活の中でどのように遺族がグリーフワークと付き合うか,記されています。比較的読みやすいです。


死別の悲しみに向きあう
大月出版
/ トーマス・アディック
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971975076
事例,実話を中心に、悲しみから立ち直る過程をわかりやすい言葉で,自己再生の過程を綴っています。


「死ぬ瞬間」 と死後の生
中央公論新社
/ E・キューブラー・ロス
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9974850401
既刊「死ぬ瞬間」の新訳版になります。「グリーフワーク」の過程を説明し,旧訳版よりも,インタービュー形式での記述が多くなっています。


死ぬ瞬間
−死とその過程について−
中央公論新社
/ E・キューブラー・ロス
http://www.shosbar.com/works/books/shinushunkan-bunko.html
E・キューブラーロスさんが講演されたものをまとめたもので,文庫本は薄く,読みやすいと思われます。テーマは、生・死・死後の生について・癒しについて などです。


ライフ・レッスン
角川書店
/ E・キューブラー・ロス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047913820/249-0948599-2231518
人間の抱く怒りや悲しみや喪失等の感情と、それらの体験の意味について論じられています。特に思春期のお子さんにお勧めできると思います。


死後の真実
日本教分社
/ E・キューブラー・ロス
http://www.mmjp.or.jp/sunami/kubler-ross/ross105.jpg
「死ぬ瞬間」の著者であるE・キューブラー・ロス氏は,精神医学者でもあります。その著者が語る「生死観」は,私たちに「希望」を与えてくれるかもしれません。


〈突然の死〉とグリーフケア
生と死を考えるセミナー第6集
春秋社
/A・デーケン 柳田邦男

http://www.shunjusha.co.jp/top.html

デーケン氏は上智大学の教授で、デスエデュケーションの研究者です。自死も含め、家族の突然の死に対しての、遺族へのケアの問題が語られます。



死別の悲しみを癒す
アドバイスブック
筑摩書房
/キャサリン・M・サンダーズ

http://www.chikumashobo.co.jp/

突然、わが子を水難事故でなくした著者が、自らの癒しの過程と併せて、グリーフワークについて提言します。



喪の途上にて

岩波書店 / 野田正彰

http://www.iwanami.co.jp/

日航機事故で遺された遺族の悲しみはどう癒されたか、遺族は悲しみと、どう向き合ったかが語られます。



榛名の贈り物

わが子を亡くした人たちへ
梓書院/高松真理子・波多江伸子

http://www.azusashoin.com/

病気で幼いわが子を亡くされた高松さんが、その想いを語っています。彼女自身も脳梗塞を患い、闘病中です。




以下は、医療者,寄り添う側の立場からの視点で,やや専門的な内容になります。


死別
−遺された人たちを支えるために

メディカ出版
/C・M・パークス

http://www.medica.co.jp/

医療関係者向けです。
夫と死別した女性を例として、グリーフワークを分析し,
イギリス社会の夫と死別した女性の方々の問題まで言及しています



癒しとしての痛み
−愛着、喪失、悲嘆の作業−
岩崎学術出版社
/N・レイク
http://www.jbook.co.jp/product.asp?PRODUCT=925338

医療関係者向けです。
心理学の側面から専門家のケアの方法について,まとめられた本です。
論文的な記述です。





お奨めの本ありましたら,ご紹介ください。
メールアドレス :aoisora_no_kanata@hotmail.com


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